2014/07/02


みなさんもお聞きしたことがあると思うのですが、日本語と英語というのは大きく違った言語です。単語文法文字発音言いまわし言葉の持つ文化概念、どれを取っても似ているものは少ないです。そのために日本人は英語を習得するのが難しいとも言われているわけです。

英語っぽい日本語は私たちには伝わりづらい

さて、いきなりですが、外国人が正しい単語と文法で日本語を話しているにも関わらず、伝わりにくかったという経験をお持ちの方はいるでしょうか。テレビなどでもいいです。

彼らの日本語が伝わらなかったのは、発音が悪かったからなどという理由以外に、”英語っぽい”日本語だったからです。例えば、髪を切った次の日に、外国人の友達にこう言われたとします。

「小さい髪の毛が好きです」

・・・といきなり言われても、「I like your short hair.」のことを言っているとはすぐには気付けないでしょう。自分が英語をたくさん勉強していれば、気付けることもありますが、違和感があるのは日本人であればみな同じなはずです。

今挙げたのはあくまでも一例ですが、これと同じように、私たちも始めは日本語を考えて英語に訳してから話すということからしかできないために、相手に通じなかったということが度々起こります。

これが、「日本語っぽい英語」というものです。では英語らしい英語、要はネイティブにより伝わる英文を作れるようになるためには、何が必要なのでしょうか。

たくさん読んで、たくさん聞く

それは、どれだけ日々インプットしているかに比例していきます。中でもリーディングはとても大切です。「この言い方って俺(私)にはできないなー」という言い回しなどをたくさん見ます。するとある日、英語を使う時に勝手にポロっと出てきたりするのです。

『言葉はモノマネである!インプットをしなければいけない理由』でも言いましたが、単語の使い方一つを取っても、ネイティブらしさに違いが出てきます。そしてそのネイティブらしさを手に入れるには、どれだけ上手にネイティブのモノマネをできるかどうかにかかっているのです。

私は、日本人のインプットの量はとても少ないと思っています。中学・高校ではリーディングなどが中心になっているにも関わらずです。

私の英語教育に関する研究で(アンケートに答えて下さった方、本当にありがとうございました)、ある生徒が言っていたのは、リーディングの教材がつまらないからやる気が起きないということでした。教科書というのはいつだってつまらないもので、リーディングに関して言えば、面白い内容であることに越したことはないはずです。しかし、生徒たちのレベルに合った内容にすることも大切で、この点は難しいかもしれません。

研究結果の話はまた別に設けるとして、とにかく英語らしさを手に入れるためには、見本をたくさんインプットして、勉強して、理解することです。

そうすることで、

Confirm you turn off the light」 (電気消すの確認してね)

ではなく、

Make sure you turn off the light」 (電気消すの確認してね)

の方がより英語らしく、スムーズに伝えられると気づくようになるのです。「英語らしい英語」は、コミュニケーションを円滑にするために、ぜひ持っておきたいものですね。

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